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ファビアン選手、モンテロ選手、ドミンゲス投手のドミニカン選手を支えるフェリシアーノ通訳。

「アドバイスを受け入れ、日本人選手をリスペクトしている」カープのドミニカンを支える通訳・フェリシアーノ氏が語るファビアン、モンテロの活躍



6/30(月) 18:36配信



アスリートマガジンWEB


モンテロの『サヨナラヒット記念Tシャツ』でポーズを決めるフェリシアーノさん


 カープ球団を支える人たちは、どんな仕事をしているのか?本連載は、さまざまな立場・場所からチームを支える人たちにスポットライトを当て、裏側のお仕事について探っていく。今回は現在注目を集めるドミニカ選手通訳のフェリシアーノさん。現在の仕事内容や、やりがいなどについて話を聞いた。(全2回/第1回)


◆チャンスをもらえた喜び。球団やチームに貢献し続けたい


 私は2002年にカープの練習生として初めて来日し、2004年に支配下登録されてから3年間カープでプレーをしました。その後は、イスラエル、メキシカンリーグ、ウィンターリーグ等でプレーを続けていましたが、膝のケガをきっかけに現役を引退しました。引退直後の2011年に、カープアカデミーのヘッドコーチとして声をかけてもらってから、ずっとカープにお世話になっています。


 現在の仕事は2つあります。1つはドミニカ出身選手たちの通訳として、グラウンドでのサポートはもちろん、普段の生活サポート。2つ目はカープアカデミーのヘッドコーチとして若い選手に指導をしています。通訳になったきっかけは、カープアカデミーで日本語を話せる人がクレートしかいなかったことです。私は日本でのプレー経験があり、少しだけ日本語を話すことができて、日本の文化も知っているということで、2019年から日本での通訳人生が始まりました。


 これまでは、カープアカデミー出身の選手が在籍しているシーズンはクレートと半年ずつ交代で、通訳、カープアカデミーの育成を行っていました。今シーズンは日本でファビアン、モンテロ、ドミンゲスたちの通訳を行うことになりましたが、彼らはカープアカデミー出身の選手ではありません。初めての日本ということで少し心配はありましたが、プレー面では、やっぱりメジャーの選手は違うなと思わされました。


 実はファビアンたちが来日前、ドミニカで、駐米スカウトのマクレーン、シュールストロムらとみんなで食事をする機会がありました。1週間一緒に過ごし、彼らに日本の文化や、日本の野球のアドバイスをしました。


 私から彼らには「あなたたちはメジャーでの経験があるかもしれないけど、日本の野球は、とても繊細な野球をする。だから、しっかり頭の中で考えを切り替えなければならない。日本の投手に対応するためには、メンタルを変えないと、活躍できないよ」と伝えました。また投手のドミンゲスには、「ランナーはすぐ走るから、クイックができない投手、牽制できない投手は日本で成功できない」ということも伝えました。


 来日直前には「まだ1カ月あるからしっかりと意識して練習をしてね。あなたたちはまだ若いから、日本の野球を受け入れて必ずできるはずだ」と伝えたり、来日前にできるだけ彼らに日本の野球、日本での生活をイメージしてもらえるようコミュニケーションをとっていました。


 ファビアン、モンテロ、ドミンゲスの素晴らしいところは、私が言ったことを受け入れてくれるところです。いつもアドバイスを受け入れて練習でトライしていますし、日本人選手のプレーをリスペクトしています。そういう姿勢で一生懸命に頑張っているからこそ、良い結果が出ていると思います。


(後編へ続く)


広島アスリートマガジン編集部








カープの1軍の外国人選手は、本当に久しぶりに活躍してくれています。そんな中でもファビアン選手、モンテロ選手、ドミンゲス投手はドミニカ共和国出身の選手、ドミニカンです。カープがリーグ3連覇した頃のドミニカン選手と言えば、バティスタ選手ですが、バティスタ選手の通訳はクレートさんでした。クレートさんの通訳は、たどたどしい日本語で、それがコミカルで、ヒーローインタビューの時はマツダスタジアムを笑いの渦に巻き込んでいました。今はフェリシアーノさんが通訳を担っていますが、フェリシアーノさんの通訳も面白く、マツダスタジアムの観衆を湧かせています。


しかし、以前のクレートさんも、今のフェリシアーノさんもドミニカン選手の通訳だけが仕事ではありません。プレーに対してのアドバイスをしたり、日本での生活をサポートしたりと、与えられた役割は重要です。本文にもありますが、ドミニカン3選手が来日する際、ファビアン選手とモンテロ選手には「あなたたちはメジャーでの経験があるかもしれないけど、日本の野球は、とても繊細な野球をする。だから、しっかり頭の中で考えを切り替えなければならない。日本の投手に対応するためには、メンタルを変えないと、活躍できないよ」と伝え、ドミンゲス投手には、「ランナーはすぐ走るから、クイックができない投手、牽制できない投手は日本で成功できない」と伝えたという事です。基本、外国人選手はプライドが高く、なかなか周りのアドバイスを受け入れ難いイメージがあるのですが、ファビアン選手、モンテロ選手、ドミンゲス投手の3人は共に素直で、フェリシアーノさんのアドバイスを受け入れました。フェリシアーノさんも、これら3人の選手に対して、事前からかなり根回しをしたのではないかと思います。こんな流れがあったからこそ、今の活躍があるのでしょうね。


ドリヨシが思うのは、今季カープが優勝して、祝勝会のビールかけで、ファビアン選手、モンテロ選手、ドミンゲス投手、そしてフェリシアーノさんがそろってはしゃぐ姿を思い描いています。


シーズンも後半に入りますが、ドミニカンの選手がもっと活躍して、ヒーローインタビューのお立ち台にフェリシアーノさんも加わって、コミカルな通訳で球場のカープファンをどんどん湧かせて欲しいと思います。

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