11回戦@バンテリンドーム 広島2−1中日 ドラ2佐藤投手がプロ初登板初勝利!ファビアン選手本塁打含む2打点の活躍!大盛選手超スーパープレーでチームを救う!鬼門バンテリンドームで3年ぶりの勝ち越し!
広島が鬼門・バンテリンで3年ぶりのカード勝ち越し 先発のドラ2・佐藤柳が6回無失点でプロ初登板初勝利 来日初4番のファビアンが躍動
6/29(日) 16:11配信
デイリースポーツ
プロ初登板初先発で初勝利を挙げ、記念撮影に応じる佐藤柳(撮影・市尻達拡)
「中日1-2広島」(29日、バンテリンドーム)
広島が接戦を制し、リーグ戦再開後のカードを2勝1敗で勝ち越した。バンテリンでのカード勝ち越しは22年9月6日からの3連戦以来、3年ぶり。
プロ初登板初先発のドラフト2位・佐藤柳(富士大)が、これ以上ないデビューを飾った。6回2安打無失点の好投でプロ初勝利をマーク。中日打線に対し、ノビのある直球を軸にテンポよくアウトを重ねた。
打線を牽引したのは来日初の4番に座ったファビアンだ。0-0で迎えた四回1死。松葉の内角カットボールを完璧に捉え、先制の10号ソロを左翼席へ。1点リードの六回にも2死三塁から左前適時打を放ち、4番起用に応えてみせた。
今日もまたまた重苦しい試合展開となりましたが、ファビアン選手の2打点を守りきり、中日に連勝しました。プロ初登板、初先発のドラフト2位ルーキーの佐藤投手が6回無失点の好投でプロ初勝利を挙げました。おめでとうございます!大盛選手のチームの窮地を救う超スーパープレーも見事でした。
まず、先発したドラ2ルーキーの佐藤投手です。プロ初登板先発で初勝利を挙げました。球団の新人では昨年の常廣投手以来、13人目でした。6回2安打無失点、85球の好投で白星を手にしました。初回から2イニング連続の3者凡退。3回にノーアウト1、2塁のピンチ迎えましたが、中日松葉投手のピッチャー前へのバントを冷静に処理し、3塁で封殺しました。打っては、3回表のプロ初打席でライト前ヒットを放ちました。
試合後の主な一問一答は以下の通りです
―投球を振り返って
「初回3人で自分のリズムに乗れたというか。緊張はしていたんですけど、自分の投球ができたと思うので良かったです」
―捕手の会沢とは、どんな会話を
「下(2軍)でやっていないことが急に上(1軍)で出るわけではない。下で自分でやってきたことを尊重してもらったというか、自分の意見も言って、会沢さんの意見も言ってもらって、今日のピッチングになったかなと思います」
―キャンプ、オープン戦と自身の投球も変化している
「球種一つ一つの考え方や扱い方は言わせてもらいました。自分の考えも言えるようになりましたし、ここまでやってきたからこそ。2軍ですが、プロでやってきたことに自信を持って投げることができたと思います」
―ストライク先行を意識
「2軍でも初球のストライクはすごく意識して、今日も意識しました。全員にそれができるわけじゃないと思うけど、自分の投球はストライク先行で打ち取っていく形。押せるところは押せ、打たせるところは打たせられ、良かったです」
―上位打線に仕事をさせなかった
「あまり意識はしなかったです。あくまで一人の打者。広い球場で『しっかり腕を振って投げれば、ホームランはない』と会沢さんにも言っていただけたので、自信を持って勝負球を投げられたと思います」
―バント処理も
「守備は苦手ではないので。難しい打球じゃなくてよかったです」
―初安打も放った
「床田さんにもらったバットだったので。28番のバットをもらって、そのおかげで打てました。帰ったら報告したいです」
―2回にボスラーから外角の直球でプロ初奪三振
「あれは良かったです。決めにいった球を会沢さんのミットに投げ込めて良かったです」
―7回も投げられた
「いけるならいきたかったですけど。でも、すごい先輩たちがいるので、安心して見ていました」
―最高のスタート
「あまり一喜一憂しようとは思わないので。今年の目標として、まず1勝というのは掲げていたけど、次は2勝、3勝とできるように」
佐藤投手、プロ初勝利本当におめでとうございます。次回登板も頑張ってください!
打っては、来日初の4番に起用されたファビアン選手が躍動しました。ファビアン選手の快音が止まりません。4回表1アウトからレフトスタンドへの10号ソロを放ちました。「1球目よりも甘くきたところを自分のポイントで、いい反応で打つことができた」と2球目のカットボールを捉えて先取点を奪うと、6回表2アウト3塁でもレフト前タイムリーでリードを2―0に広げました。これで5試合連続マルチヒットとなりました。6回まで無失点と好投したプロ初登板のドラフト2位・佐藤投手を援護しました。 ついにファビアン選手が4番に入りました。多くのカープファンの皆さんは、ファビアン選手がここまで活躍するとは思っていなかったと思います。ドリヨシもそうです。日本の野球にアジャストしてなんとか.270程度打てればいいかなと思っていましたが、今やセ・リーグの首位打者にのし上がる活躍を見せています。しばらくは4番に固定になりそうですが、変わらず打撃で結果を出してくれるに違いありません。
もう1人、チームを救ったのは大盛選手です。途中出場となった大盛選手は〝超美技〟でチームを救いました。8回に代打から途中出場し、2−0とリードとなったその裏からセンターの守備へ入りました。4番手・森浦投手が1アウト2、3塁から、中日の1番・岡林選手に左中間へライナー性の打球を弾き返された場面でした。仮に左中間を突破されてしまうと、2塁ランナーの生還まで覚悟しなくてはならない打球に対し、大盛選手は落下地点に向けて激走しました。最後は横っ飛びのダイビングの態勢で好捕しました。値千金のビッグプレーに大盛選手は「どうしても行かないといけない場面だなというふうに思ったので。何とか届くと思って、もう飛びました。実際にああいう打球が来るだろうなと思って、実際に飛んできて、捕れたことが一番良かった」と胸を張りました。この大盛選手の超ファインプレーで3塁ランナーのタッチアップを許して1点こそ返されましたが、2アウト2塁から森浦投手は中日代打・ブライト選手を見逃し三振に仕留め、リードは死守しました。試合後の新井監督が「すごいプレーだった。本当に」と激賞しました。ロースコアの接戦を制した守り勝ちの最大の立役者になりました。大盛選手はリーグ戦再開から少し打撃力が落ちて正念場になっていますが、驚異的な守備力はまさに1軍のトップレベルであり、守備固めには間違いなく必要なピースです。あさってからのヤクルト戦でまた打撃で頑張ってもらいましょう。
さて、明日は試合はありません。あさってからはマツダスタジアムでヤクルトとの3連戦です。もう下位チームから負け試合は作れません。現在ヤクルトはチーム状態は最悪です。なのでカープとしては3タテは必須です。頑張ってもらいましょう。
