【広島】森下暢仁、6回2失点も4敗目「粘れてない。簡単に点与え過ぎ」連続単長打に味方失策
5/23(金) 22:00配信
日刊スポーツ
広島対DeNA 広島先発の森下(撮影・加藤孝規)
<広島1-2DeNA>◇23日◇マツダスタジアム
広島森下暢仁投手(27)が6回2失点で4敗目を喫した。
3回まで1安打も、4回1死三塁から遊撃への適時内野安打で先制を許した。1死満塁は切り抜けたものの、5回2死走者なしから連続単長打に味方の拙い守備も重なり失点。4月18日阪神戦の3勝目から登板5試合白星がなく「毎回同じことをしている。走者を出して、ほぼほぼ点を取られている。粘れていない。簡単に点を与え過ぎ」と肩を落とした。チームも3位転落となった。
森下投手はなんとか頑張って6回を2失点に留めました。やはり、打線の援護がなかったのが悔やまれます。DeNA先発のジャクソン投手に7回途中まで手こずってしまったのが大きな敗因でしょう。
先発・森下投手は今季9度目の登板で、試合前まで3勝3敗、防御率2.33でした。前回の16日・阪神戦(甲子園)は7回6安打2失点で勝ち負けつきませんでした。今季のDeNA戦は4度目、1勝1敗、防御率1.17でした。
森下投手は1回表、DeNA桑原選手をセカンドゴロ、牧選手をファーストファウルフライ、佐野選手をセカンドライナーとわずか10球で抑える立ち上がりでした。
スタメンは小園選手が2番セカンド、不動のクリーンアップはファビアン選手、末包選手、坂倉選手、佐々木選手が7番サードに入りました。DeNAの先発・ジャクソン投手に1回裏、秋山選手はショートゴロ、小園選手はセカンドゴロ、ファビアン選手はサードファウルフライに終わりました。
森下投手は2回表2アウトからDeNA山本選手にセンター前ヒットも三森選手をショートゴロに打ち取りました。
2回裏の攻撃は末包選手、坂倉選手、モンテロ選手が出塁できません。
森下投手は3回表、DeNA京田選手、ジャクソン投手、桑原選手を3人で抑えましたが3回裏の攻撃は佐々木選手はセカンドゴロ、矢野選手もセカンドゴロ、森下投手はショートゴロと3回までDeNAジャクソン投手の前にランナーを出せません。
森下投手は4回表、DeNA牧選手にレフト線に2ベース、佐野選手のセカンドゴロで1アウト3塁からオースティン選手にショートへのタイムリー内野安打を浴び0−1と先制されました。蝦名選手にライト前ヒット、山本選手にレフト前ヒットで1アウト満塁とされましたが三森選手をピッチャーゴロ併殺打に取りさらなる失点を防ぎました。
4回裏の攻撃で秋山選手が初出塁のセンター前ヒットも小園選手はセカンドゴロ、ファビアン選手はキャッチャーファウルフライ、末包選手はセカンドゴロとつながりません。
森下投手は5回表2アウトからDeNA桑原選手がレフト前ヒット、牧選手にレフト線にタイムリー2ベースを弾き返され、0−2となりました。
5回裏の攻撃は坂倉選手は空振り三振、モンテロ選手はショートゴロ、佐々木選手はセンターフライに倒れました。
森下投手は6回表、DeNA先頭・オースティン選手にレフト前ヒットも蝦名選手をセカンドフライ、山本選手をショートゴロ併殺打に打ち取りました。
6回裏の攻撃は矢野選手が見逃し三振、森下投手の代打・中村奨成選手は空振り三振、秋山選手がレフトへ2ベースも小園選手はレフトフライで終わりました。
森下投手は6回を101球、8安打、無四死球、3奪三振の2失点で降板しました。
7回表、2番手・塹江投手がDeNA三森選手、京田選手、ジャクソン投手の下位打線を3人で退けました。
7回裏の攻撃で先頭・ファビアン選手が2ベース、末包選手が四球、坂倉選手がライト前ヒットでノーアウト満塁からモンテロ選手のセカンドゴロ併殺打の間で1点を返しましたか、佐々木選手は空振り三振で1−2に留まりました。
8回表、3番手・島内投手はDeNA先頭・桑原選手に右中間に2ベース、牧選手をキャッチャーファウルフライ、佐野選手にライト前ヒットで1アウト1、3塁とされましたが、オースティン選手をショートゴロ併殺打に打ち取りました。
8回裏の攻撃は代打・野間選手がピッチャーゴロ、代打・上本選手は空振り三振、秋山選手はショートライナーに倒れました。
9回表は4番手・森浦投手が無失点に抑えました。
1−2で迎えた9回裏の攻撃はDeNA守護神・入江投手に小園選手はレフトフライ、ファビアン選手はショートゴロ、末包選手はレフトフライに倒れ快音が出ず、試合が終わりました。
カープはDeNAに競り負けDeNAと入れ替わり22勝19敗2分けの貯金3となり3位に転落しました。
先発の森下投手は6回8安打2失点で降板しました。4月18日・阪神戦(甲子園)以来、自身5試合ぶりの白星を逃しました。DeNA戦は今季4度目の登板で、3回まではわずか1安打に封じ込め、DeNA先発・ジャクソン投手との投手戦を予感させました。しかし、0-0の4回表。DeNA先頭の牧選手にレフト線への2ベースを浴びると、1アウト3塁からオースティン選手にショート強襲のタイムリー内野安打を許し、先制点を献上しました。5回表は2アウトからDeNA桑原選手にカーブをレフト前に運ばれると、続く牧選手にレフト線へのタイムリー2ベースを浴び、2点目を失いました。6回の打席で代打を送られ、交代しました。1カ月以上ぶりの4勝目を狙い、「とにかく試合を作れるように、しっかりゾーンで勝負していきたい」と意気込んでいた右腕でしたが、白星には届きませんでした。でも、今日の敗戦は森下投手の責任ではありません。
問題は打線です。DeNA先発のジャクソン投手に対して、チャンスすらなかなか作れない状態でしたが、唯一のチャンスは7回裏でした。ファビアン選手の2ベース、末包選手の四球、坂倉選手のライト前ヒットでノーアウト満塁という絶好のチャンスを迎えました。しかし、続くモンテロ選手がセカンドゴロで4−6−3の併殺打となり、この間に3塁ランナーが生還してわずか1点しか取れませんでした。今日の試合はこの併殺打がポイントでしたね。非常にもったいない攻撃でした。ここでモンテロ選手がつないでさえいれば、試合展開は大きく変わっていました。今日の敗因は打線の不発にあります。
さて、明日あさってはデーゲームです。明日のカープの先発は床田投手、DeNAは大貫投手です。明日は絶対に勝たなくてはなりません。いや、勝ちます!しかし、天気予報が良くありません。雨に負けそうです。