真っ赤なドリヨシ🐾

プロ野球広島東洋カープを語り尽くすブログです。


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11回戦@金沢 広島1−4読売 初回先制するも直後に大瀬良投手が2被弾し試合の流れつかめず。8回無死満塁のチャンスを潰し万事休す。3位に後退。

【広島】2回以降ゼロ行進で3位に後退 8回無死満塁生かせず、大瀬良大地は2発に沈み黒星先行



5/28(水) 21:08配信



スポーツ報知


10年ぶりの地方球場登板も今季3敗目を喫した大瀬良(カメラ・朝田 秀司)


◆JERAセ・リーグ 巨人―広島(28日・金沢)


 広島は1得点に終わり、巨人戦の連勝が4で止まった。順位が入れ替わり、3位に後退。初回に坂倉の適時二塁打で先取点を奪ったが、直後に大瀬良が2本塁打を許した。増田陸の先頭打者本塁打でリードを失うと、2死からキャベッジに勝ち越しソロ。2回から6回まで無失点で粘ったが、3敗目を喫し、黒星が先行した。地方球場は2015年に3度登板して0勝1敗、防御率8・49。10年ぶりの登板も敗れた。


 打線も2回以降は無得点。3点を追う8回に無死満塁の絶好機を迎えたが、坂倉が投ゴロ併殺に倒れ、モンテロも空振り三振に終わった。


報知新聞社






今日は大瀬良投手の2被弾が痛かったですね。立ち上がりに先制して、試合の主導権を握れるかと思った直後に2被弾して、逆に読売に主導権を握られてしまいました。もったいなかった試合になりました。


今日の試合は佐々木選手、秋山選手、中村奨成選手はベンチでした。野間選手が1番センター、小園選手が2番サード、クリーンアップは不動のファビアン選手、末包選手、坂倉選手、菊池選手が7番、矢野選手が8番に入りました。


読売の先発・山﨑投手に1回表2アウトからファビアン選手がレフト前ヒット、末包選手が四球で1、2塁とすると坂倉選手がレフト線にタイムリー2ベースを飛ばし1点を先制しました。


先発・大瀬良投手は中5日で今季9度目の登板で、2勝2敗、試合前まで防御率1.98でした。22日・ヤクルト戦(マツダ)は5回5安打2失点で勝ち負けつきませんでした。今季の読売戦は3度目の登板で、1勝1敗、防御率1.38でした。


大瀬良投手は1回裏、読売先頭・増田陸選手にレフトスタンドへ1号ソロを突き刺され、1−1の同点に追いつかれました。さらに2アウト後にキャベッジ選手にライトスタンドへ7号ソロを放り込まれ、1−2と勝ち越されました。キャベッジ選手の本塁打はNPB通算1万1千本目のメモリアル弾でした。


2回表の攻撃で1アウトから矢野選手が2ベースも大瀬良投手はファーストゴロ、野間選手はショートフライで同点にできません。


大瀬良投手は2回裏、読売甲斐選手、ヘルナンデス選手、浅野選手を3人で抑えました。


3回表の攻撃は小園選手がセンター前ヒット、2アウト後に坂倉選手は四球で2アウト1、2塁としましたがモンテロ選手は空振り三振とチャンスにあと1本が出ません。


大瀬良投手は3回裏、読売増田陸選手に四球、泉口選手にレフト前ヒットで2アウト1、2塁もキャベッジ選手をセカンドゴロに打ち取りました。


大瀬良投手は4回裏、読売先頭・吉川選手にセンター前ヒット、甲斐選手を空振り三振、ヘルナンデス選手にセカンド内野安打で1アウト1、2塁も浅野選手をレフトフライ、山﨑投手もレフトフライに抑えました。


5回表の攻撃は先頭・野間選手がセンター前ヒットも小園選手はショートゴロ併殺打でチャンスを作れません。


大瀬良投手は5回裏2アウトから読売泉口選手にセンター前ヒットもキャベッジ選手をライトフライに封じました。


6回表の攻撃は末包選手と坂倉選手が連続三振、モンテロ選手をセカンドフライと中軸に快音が出ません。


大瀬良投手は6回裏、読売吉川選手をファーストゴロ、甲斐選手をセンターフライ、ヘルナンデス選手をレフトフライと3人で退けました。大瀬良投手は6回を84球、6安打、1四球、3奪三振の2失点で降板しました。


打線は7回表1アウトから矢野選手がレフト前ヒットも大瀬良投手の代打・秋山選手はレフトフライ、野間選手はセカンドゴロに倒れました。


7回裏、2番手・岡本投手が読売浅野選手にレフト前ヒット、増田選手の送りバントで1アウト2塁とされると増田陸選手に左中間にタイムリー2ベースを放たれ、1−3となりました。ここで代わった塹江投手は代打・リチャード選手に振り逃げで1アウト1、3塁とされると泉口選手にライトへタイムリーを飛ばされ、1−4となりました。


8回表の攻撃は読売3番手・大勢投手に小園選手がセンター前ヒット、ファビアン選手は死球、末包選手が四球でノーアウト満塁の絶好のチャンスに坂倉選手がピッチャーゴロ併殺打、モンテロ選手は空振り三振で無得点に終わりました。


9回表は読売守護神・マルティネス投手に2アウトから佐々木選手が3ベースも野間選手が倒れ試合が終わりました。


カープは読売に逆転負けし、2連勝で止まりました。24勝20敗2分けの貯金4で読売と入れ替わり3位に転落しました


まず、大瀬良投手です。10年ぶり地方球場登板となりましたが、6回6安打2失点でした。先制点をもらった直後の1回裏に、読売先頭増田陸選手への4球目のフォークボールが浮いて、レフトスタンドへ運ばれました。出鼻をくじかれた形になりました。さらに2アウト後、キャベッジ選手には要求通りに投じた高めのカットボールをライトスタンド場外へ勝ち越し弾を運ばれました。読売増田陸選手に打たれたホームランは仕方ないにしても、キャベッジ選手に打たれたホームランは攻め方のミスだろうと思います。外国人打者へ攻めるならば、インコース高めへ速い球と、アウトコース低めに変化球がセオリーだと思いますが、その攻め方が甘かったかと思います。2回以降は6回まで無失点に抑えましたが、それだけに、この1イニング2被弾は痛かったですね。この2発で読売に流れを持っていかれました。


そして、打線です。結局1回表の坂倉選手のタイムリー2ベースの1得点のみに終わりました。特に悔やまるのは1−4で迎えた8回表の攻撃です。読売3番手の大勢投手に対して、ノーアウト満塁の絶好のチャンスを作りましたが、坂倉選手はピッチャーゴロの1−2−3の併殺打、続くモンテロ選手は空振り三振に倒れ、無得点でチャンスを潰しました。本当にカープは点を取るのが下手くそですね。チャンスで迎えた打者がみんな何か追い込まれている様な雰囲気を持っていて、三振かポップフライか併殺打という、意味のない結果を招いてしまっています。カープの選手は真面目な性格の選手が多いため、大事な場面で構えてしまう傾向があります。もう少しちょいワル的なメンタルを持って欲しいと思います。


もう1つ注文をつけるならば、2番打者は絶対に菊池選手が適任だと思います。動かしてはいけないのです。クリーンアップが調子がいいだけに、つなぎの2番は非常に大事です。なので今は菊池選手以外にはいないと思います。また、秋山選手と佐々木選手は絶対にスタメンで出場させるべきです。あまりにも出場選手や打順をコロコロ変えすぎだと思います。ベンチが何を目指しているのか、プランがハッキリ見えません。


さて、明日は移動日で試合がありません。30日からはマツダスタジアムで阪神との3連戦です。首位阪神にピタッとつけるためにも、3連勝しかありません。交流戦前の最後のカードです。3連勝で勢いをつけて交流戦に入りたいところです。

10回戦@富山 広島2−1読売 小園選手執念の決勝タイムリー!玉村投手6回途中1失点で2勝目!リリーフ陣も踏ん張り接戦を制す!対読売戦4連勝で2位浮上!

広島 接戦を制して2位浮上!不振の小園が気迫の決勝タイムリー 対巨人戦は4連勝 新井監督の継投もズバリ



5/27(火) 21:12配信



デイリースポーツ


 4回、先制2点適時打を放ち、拳を握りながらベンチへと戻る小園(撮影・伊藤笙子)


 「巨人1-2広島」(27日、富山市民球場アルペンスタジアム)


 広島が接戦を制し、2位に浮上した。これで巨人戦は4連勝となった。


 打線は序盤に好機を逸する場面があったが、四回にファビアンなどの安打で2死満塁にすると、小園が右前への先制2点適時打。小園自身、15打席ぶりの安打が貴重な適時打となった。


 先発・玉村は六回途中4安打1失点で2勝目を挙げた。左腕は福井県出身。プロ入り後初の北陸地方での登板で白星となった。ただ、2-1の六回先頭で安打を許すと、降板となり、悔しさをにじませながらの降板となった。


 新井監督は六回1死一塁から継投を決断。六回は塹江と中崎を投入し、無失点で切り抜けた。七回は森浦が1死二塁のピンチを背負うも、浅野と代打・リチャードを連続三振に斬った。最後は栗林が2死一、三塁のピンチを招くも無失点で切り抜けた。


 これで広島は2連勝。巨人戦は4連勝となった。






今夜は我慢の試合になりました。小園選手が15打席ぶりのヒットでのタイムリーで挙げた2点を守り切る試合になりました。カープのリリーフ陣は本当に強いですね。栗林投手が完璧になれば、まさにリーグ屈指の鉄壁リリーフ陣になります。


スタメンは矢野選手が2戦連続ベンチ、秋山選手が1番センター、小園選手が7番ショート、佐々木選手が8番サードに入りました。


読売の先発・井上投手に1回表、秋山選手が四球も菊池選手はセカンドゴロ、ファビアン選手は空振り三振でスタートを切っていた菊池選手が2盗死で三振ゲッツーとなりました。


先発・玉村投手は今季7度目の登板で、試合前まで1勝4敗、防御率3.90でした。前回の18日・阪神戦(甲子園)は6回途中を6安打2失点(自責1)で負け投手でした。読売戦は今季初登板で、昨季は2試合に登板し0勝1敗、防御率7.50でした。


玉村投手は1回裏、読売増田陸選手をレフトフライ、門脇選手をサードファウルフライ、吉川選手をショートゴロに打ち取る立ち上がりでした。


2回表の攻撃で1アウトから坂倉選手が2ベース、モンテロ選手がセンター前ヒットで1、3塁としましたが小園選手が空振り三振、モンテロ選手がスタート切り3塁ランナー・坂倉選手もスタートを切りましたが三本間で挟殺されました。


玉村投手は2回裏、読売キャベッジ選手をライトフライ、甲斐選手を空振り三振、ヘルナンデス選手をファーストファウルフライと3人で退け、3回裏も読売泉口選手、浅野選手、井上投手を抑え3回まで1人のランナーも許しません。


4回表の攻撃で1アウトからファビアン選手と末包選手が連打し1、2塁、坂倉選手はセカンドゴロ、モンテロ選手は四球で満塁とすると小園選手がライトへ2点タイムリーを運び、2−0と先制しました。


しかし玉村投手は4回裏、読売増田陸選手にセンター前ヒット、門脇選手のセカンドゴロで1アウト2塁、吉川選手をセカンドフライもキャベッジ選手にセンターへタイムリーを打たれ、2−1となりました。


玉村投手は5回裏1アウトから読売泉口選手にライト線に2ベースも浅野選手をセカンドゴロ、井上投手を空振り三振に取りました。


6回表の攻撃は末包選手がサードゴロ、坂倉選手はセカンドゴロ、モンテロ選手は空振り三振と中軸に快音が出ません。


玉村投手は6回裏、読売先頭・増田陸選手にセンター前ヒットで降板しました。代わった塹江投手は門脇選手の送りバントで1アウト2塁、吉川選手をセカンドゴロに抑え中﨑投手にスイッチしました。中﨑投手は2アウト3塁で若林選手に四球、甲斐選手をライトフライに抑えました。


7回表の攻撃で1アウトから佐々木選手がライト前ヒットも代打・上本選手はサードゴロ併殺打で加点できません。


7回裏、4番手・森浦投手が読売ヘルナンデス選手にライト前ヒットで代走・重信選手、泉口選手の送りバントで1アウト2塁も浅野選手を空振り三振、代打・リチャード選手を見逃し三振に斬りました。


8回裏、5番手・ハーン投手が2アウトから読売吉川選手にライト前ヒット、若林選手に死球も甲斐選手をライトフライに打ち取りました。


9回裏は栗林投手が1アウトから読売泉口選手にライト前ヒット、2アウト後に代打・丸選手にレフト前ヒットも増田陸選手を空振り三振に抑え8セーブ目を挙げました。


カープは読売に競り勝ち2連勝、24勝19敗2分けの今季最多タイの貯金を5としました。


打線は4回表のチャンスをモノにしました。2アウト満塁から小園選手がライト前に2点タイムリーを放ち、2−0としました。小園選手は開幕当初は打撃が好調でしたが、5月に入って絶不調に陥りました。今日のタイムリーは実に15打席ぶりのヒットでした。打撃に守備に不調が続いている小園選手はフラストレーションがかなりたまっているのがよく分かります。今日のヒットは読売の好調の左腕の井上投手から放ったタイムリーなので、自信にしていいと思います。そして、今日のヒットが打撃上昇のきっかけになって欲しいと思います。


先発の玉村投手は調子は良かったと思います。5回0/3を4安打1失点で2勝目を挙げました。3回までランナーを許さないピッチングは見事でした。ただ、玉村投手は立ち上がりが良かった場合、相手チームの打順の3巡目から捕まる傾向がありました。その部分については、首脳陣から全面的な信頼を得られていないようでした。今日も6回裏に読売先頭の増田陸選手にセンター前ヒットを打たれたところで降板させられました。新井監督は「先頭を抑えたらそのまま行かせた。前回も6回だったかな、3巡目に捕まる傾向があったので、あそこを出したら、塹江に代えると決めていた」とコメントしています。まだまだ玉村投手は発展途上です。次回は完投するぐらいの気迫で先発のマウンドに立って欲しいと思います。


2番手の塹江投手は6回裏ノーアウト1塁から、読売門脇選手の送りバントの後、吉川選手をセカンドゴロ、2アウト3塁で右打者が続く打順を迎えると、中崎投手を投入しました。中崎投手は若林選手に四球を与えましたが、甲斐選手をライトフライに打ち取り、ピンチを脱出しました。7回からは森浦投手、ハーン投手、栗林投手とつなぎ、無失点リレーを完成させました。


まあ、玉村投手には勝ちはつきましたが、反省のピッチング内容だったと思います。しかしながら玉村投手にとっては地元北陸での凱旋登板となった試合で勝ち投手となったので、良かったです。


明日は場所を金沢に移動しての読売戦です。カープの先発は大瀬良投手、読売は山﨑投手です。明日も僅差のタフな試合になると思いますが、今日のように粘って、我慢して、相撲で言えば寄り切って勝って欲しいと思います。

ドミニカ共和国の選手活躍の影にはフェリシアーノさんのサポートが不可欠!

「フェリちゃんは本当にありがたい」広島カープ・新井貴浩監督も絶賛するドミニカ人フェリシアーノの「通訳」を超えた仕事「選手の教育係も…」



5/26(月) 17:02配信


Number Web


広島カープ・新井貴浩監督、来日初勝利のドミニカ人投手ドミンゲスと共にポーズをとるフェリシアーノ通訳(右) photograph by SANKEI SHIMBUN


 5月20日、マツダスタジアムのお立ち台に、2人のドミニカ人選手が上がった。ともに来日1年目のサンドロ・ファビアンとエレフリス・モンテロだ。広島打線を活性化させている彼らの傍らにはいつも、通訳のフアン・フェリシアーノがいる。


 フェリシアーノはカープアカデミー出身の元投手で、2004年から06年まで広島でプレーした。150km近い直球を武器とするパワーピッチャーだったが、通算20試合登板で0勝4敗。日本で白星を手にすることはできなかった。それでもかけがえのないものを手にしたと感じている。


「私は練習生だったときからカープでプレーして、日本がとても好きになった。礼儀正しく、相手をリスペクトする日本の文化も好き。あのときからすごいピッチャーだった黒田(博樹)さんがすごく優しかったし、今、監督の新井(貴浩)さんも、投手コーチの永川(勝浩)もみんな優しかったから、すぐにチームに慣れることができた。ここでずっとプレーしたいと思っていた」


 支配下選手としてプレーしたのは3年と短かったが、カープとは不思議な縁がある。


 17歳頃にレッドソックスのアカデミーに入団したが、本土行きは叶わずに退団となった。そのときオファーをくれたのは、カープだった。レッドソックスのアカデミーがカープアカデミーのグラウンドを借りて練習していたこともあり、球団関係者がフェリシアーノの存在を知ってくれていた。迷うことなく、そのオファーを受けた。


「私はカープに二度助けてもらった」

 広島退団後はイスラエルや母国ドミニカのウインター・リーグ、メキシコでもプレーした。メキシコでは開幕投手を務めるなど期待されたが、左膝を痛めたことで2年目のオフに退団。手術する猶予もなく、再起を図ったニカラグアのウインター・リーグで痛みに限界を感じて、引退を決意した。母国に帰ったタイミングでカープがアカデミーの現地コーチを探していたことを知り、運命のようなものを感じた。


「私はカープに二度助けてもらった。本当に感謝している。私がカープのためにできることはやりたい。いつも、そう思っている」


 当時まだ31歳。現役への未練を断ち切って、自身がアカデミーで学び、日本で得た経験をすべて後進に注いだ。そして19年、アカデミー出身選手の輩出が増えてきたタイミングで、通訳として来日するようになった。バティスタやメヒア、フランスアにコルニエルと教え子たちをサポートしてきた。


 今年はアカデミー出身の支配下登録選手はいないが、4人の外国人選手のうち3人が同じドミニカ共和国出身選手だ。彼らは米国での生活も長く、英語も話せるが、母国語での会話が精神的な支えとなるという球団の考えから、フェリシアーノがサポートを任された。


「日本はアメリカとは違って、細かい野球もする。そこは考え方から変えないといけない。ただ、カープはドミニカ人にとってプレーしやすいチームだと思う。彼らにカープのことを分かってほしい」


日本でのプレー経験を生かした助言

 ただコーチらが言った言葉を変換するだけではない。自ら感じたことや思ったことも伝える。選手、コーチ、そして日本でプレーした経験を生かして、彼らへ言葉を紡ぐ。


 モンテロはメジャー通算205試合出場で、23年にはロッキーズで2桁11本塁打を記録した実績を持つ。だが、メジャーリーガーだったという、おごりはなく、ひとつひとつの助言に素直に耳を傾ける。


「アメリカと日本では当然、違いはある。フェリはただ同じ言葉で伝えてくるのではなく、分かりやすいサンプルを出しながらアドバイスしてくれる。自分のために言ってくれることはすべて聞きたいし、彼の言うことを聞いているから徐々に適応できているんだと思う」


 過去にいた外国人選手や他球団の外国人選手を例に挙げながら説明することで、選手たちの理解を助ける。練習中や試合中は、コーチのような存在。だが、練習や試合が終われば友達や兄弟のような関係に見える。開幕早々に左脇腹の肉離れで戦列を離れたときも、はやる気持ちをフェリシアーノがなだめた。


「焦って復帰して再発した方がいけないから、焦っちゃだめだ。焦らず、じっくり治すことを考えよう」


 彼の役割は単なる言語の変換にとどまらない。選手のためにできることはすべてやる。彼らの成功を誰よりも願う気持ちが、言葉や行動に自然と表れている。


 試合前には相手投手の映像から球筋や配球をチェックし、選手と打席でのプランを話し合う。また、投手の情報だけでなく、捕手の配球の傾向も含めて情報を伝えている。


「日本の配球の組み立ては8割がキャッチャー。だから末包(昇大)や外国人選手への配球を見ながら、キャッチャーのことも知っておいたほうがいい」


通訳の枠を超えた仕事

 打席に立った選手へ、ベンチから声を張り上げて言葉をかける。その姿はもはや「通訳」という枠を超えている。


「私は、通訳だけじゃないよ。日本語はちょっとできるだけで、ヘタクソでしょ。でも、カープアカデミーではコーチ。教える人。一番大事なことは彼らの精神面のサポートだと思っている。日本人のコーチが言っていることを分かりやすく伝えたい。毎試合、毎打席、毎プレーはすごく大変だけど、彼らがやりたいことを完璧にできるようにサポートしたい。新井監督ともいつも話をしている」


 昨季は外国人野手の誤算が得点力不足の一因となったが、今季は両外国人が打線を引っ張っている。オープン戦打率1割台だったファビアンは、5月25日までリーグトップの打率.315をマーク。戦列に復帰したばかりのモンテロも、復帰後8試合中5試合で打点を挙げ、クラッチヒッターぶりを発揮している。


新井監督「フェリちゃんは本当にありがたい」

「フェリちゃんの存在は本当にありがたい。ベンチでも本当によく声を出してくれている。通訳だけでなく、選手の教育係もやってくれている」


 新井貴浩監督もその貢献に感謝する。球団も当初は6月末で帰国する予定だった日程をシーズン終了まで日本に残す方向で進めているという。


 4月で45歳となり、白髪も、しわも増えた。表情が年々優しくなっているのは、年齢だけが理由ではないだろう。選手たちからときに「mi papi(私のパパ)」と呼ばれているのだと、ちょっと照れくさそうに教えてくれた。


 例年以上に日本での滞在が増えそうな今、ひとつ気になることがあるという。


「ドミンゲスとあまり一緒にいられていない。それがちょっとかわいそう。まだいろいろやらないといけないことがあると思う」


 10代のときにアカデミーに所属していた元教え子を気にかけている。その姿勢は常に、自分よりも選手。通訳という肩書を超え、新井監督が「家族」と表現するチームの支えであり続けている。


(「炎の一筆入魂」前原淳 = 文)








フェリシアーノさんは今やヒーローインタビューの影の主役になっています。カープのオールドファンならばフェリシアーノさんの経歴はご存知だと思います。フェリシアーノさんはドミニカカープアカデミー出身の投手で、2004年から3年間カープでプレーしました。残念ながら1軍では未勝利でしたが、我々ファンには強いインパクトを与えたピッチャーだった事は間違いありません。


ドリヨシはフェリシアーノさんがカープを退団した後の事は知らなかったのですが、イスラエルやドミニカのウインターリーグ、メキシカンリーグと転々としたようですが、左膝を痛めて現役を引退しました。そのタイミングでカープからドミニカカープアカデミーのコーチを打診され、現地コーチを務める事になりました。2019年に通訳として来日しました。


今やフェリシアーノさんはただの英語やスペイン語の通訳の仕事だけをしている訳ではなく、もはやドミニカ出身の選手のコーチのような存在の他、野球以外の事でも、友達や兄弟、時には親のような存在で、生活面やメンタル面のサポートにも全力を注いでいます。


その献身的なサポートのおかげで、ドミニカ出身の外国人選手が1軍で活躍しています。ファビアン選手はオープン戦、開幕当初は打撃で苦しんでいましたが、今や打線の中軸を任せられる程になりました。昨日まででリーグトップの打率.315をマークしています。モンテロ選手は開幕2戦目で左脇腹の肉離れでいきなり戦線を離脱しましたが、今月下旬から1軍に復帰してから8試合中5試合で打点を挙げる活躍を見せています。


フェリシアーノさんは当初は6月いっぱいで帰国する予定でしたが、球団は今シーズン終了まで日本(広島)に滞在できるように手配しているそうです。


また、ドミニカ選手のヒーローインタビューにフェリシアーノさんが沢山登場出来る事を願いつつ、応援していきたいと思います。

11回戦@マツダ 広島3−0横浜DeNA 床田投手が無四球で今季3度目の完封勝利!ファビアン選手先制タイムリー!坂倉選手追撃のタイムリー!3位浮上!

【広島】床田寛樹が今季3度目の完封勝利 早くも自己最多 1日でAクラス復帰



5/25(日) 16:15配信



日刊スポーツ


広島対DeNA パームボールを投げる広島先発の床田(撮影・加藤孝規)


<広島3-0DeNA>◇25日◇マツダスタジアム


 スライド登板となった広島の先発床田寛樹投手(30)が今季3度目の完封勝利を挙げた。1回、4回と先頭に安打を許すも、いずれも牧を併殺打に打ち取った。3点リードの7回は無死一、二塁のピンチを招きながら後続を切って無失点に。5月3日中日戦以来、シーズン3度目の完封は早くも自己最多となった。


 打線は3回に3戦連続先発出場の佐々木の左前打から2死一、二塁とし、ファビアンが三塁線を破る二塁打で2点を先制した。さらに2死一、二塁から坂倉の右中間二塁打で1点を追加した。広島は試合のなかった前日4位に転落したが、1日でAクラス復帰となった。








今日は床田投手が昨日の中止からのスライド登板という事で、ドリヨシは少し心配していましたが、そんな心配は無用でした。DeNA打線を5安打無四球で床田投手自身通算7度目の完封勝利を挙げました。アッパレです。


先発・床田投手は前日、雨天中止のスライド登板でした。今季9度目の登板で、試合前まで4勝3敗、防御率1.85でした。前回の17日・阪神戦(甲子園)は今季最短5回を7安打、今季ワースト4失点で負け投手になりました。今季のDeNA戦は4度目、1勝1敗、防御率2.11でした。


矢野選手がベンチ、小園選手が今季初のショートでスタメンでした。中村奨成選手が4試合ぶり1番センター、菊池選手が2番、佐々木選手が8番サードに入りました。


床田投手は1回表、DeNA桑原選手にレフト前ヒットも牧選手をショートゴロ併殺打、佐野選手をピッチャーゴロに打ち取る立ち上がりでした。


DeNAの先発・東投手に1回裏、中村奨成選手はセカンドゴロ、菊池選手はファーストファウルフライ、ファビアン選手はセカンドフライと3人で終わりました。


2回裏の攻撃で2アウトからモンテロ選手がショート内野安打も小園選手はセカンドゴロに倒れました。


床田投手は2回、3回ともに3者凡退に抑えました。


3回裏の攻撃で先頭・佐々木選手がレフト前ヒット、床田投手の送りバントをDeNAキャッチャー・山本選手が2塁へ悪送球、中村奨成選手の送りバントで1アウト2、3塁に。菊池選手はサードゴロもファビアン選手がレフト線に2点タイムリーを弾き返し、2−0と先制しました。末包選手は四球、坂倉選手が左中間にタイムリー2ベースを飛ばし、3−0としました。


床田投手は4回表、DeNA先頭・桑原選手にセンター前ヒットも牧選手をサードゴロ併殺打、佐野選手もサードゴロに打ち取りました。


床田投手は5回表、DeNAオースティン選手を空振り三振、宮崎選手をセカンドゴロ、蝦名選手にレフト前ヒットも山本選手をセンターフライに抑えました。


床田投手は6回表、DeNA京田選手と東投手を連続空振り三振、桑原選手をピッチャーゴロと3者凡退に抑えました。


床田投手は7回表、DeNA先頭・牧選手に2ベース、佐野選手にライト前ヒットでノーアウト1、3塁もオースティン選手をサードゴロ、宮崎選手を見逃し三振、蝦名選手をサードゴロに仕留め無失点で切り抜けました。


床田投手は8回表、DeNA代打・度会選手をセカンドゴロ、代打・知野選手をセカンドゴロ、代打・松尾選手を空振り三振に取りました。床田投手は8回まで96球、5安打、無四死球、7奪三振の無失点の快投を見せました。


床田投手は、3−0で迎えた9回表もマウンドへ上がりDeNA桑原選手をサードゴロ、牧選手を空振り三振、佐野選手をレフトフライと1番からの打線をわずか8球であっさり3人で抑えて試合が終わりました。


チームは23勝19敗2分けの貯金を4としました。


今日は床田投手とDeNA東投手の投げ合いとなりましたが、床田投手が見事投げ勝ちました。今季9度目の先発で、早くも4完投3完封です。昨季は167イニングを投げましたが、1度も完封がありませんでした。今季はリーグ屈指の安定感で、投球イニングはリーグトップの67回1/3まで伸びました。今日唯一のピンチは7回表のノーアウト1、3塁でしたが、サード佐々木選手の好守備もあり、無失点で切り抜けました。何より、連日連投を続けていた中継ぎの投手陣を休ませる事が出来たのも大きかったと思います。これで昨日、今日、明日と3日間休める事が出来るので良かったです。


打線はDeNA東投手から数少ないチャンスをしっかりモノにしました。3回裏、2アウト2、3塁の場面で、ファビアン選手がDeNA東投手のチェンジアップを引っ張って、鋭いゴロで3塁線を破る2点タイムリー2ベースを放ちました。最初の打席で同じ球種を打ち損じてセカンドフライに倒れていただけに、「いい反応で打つことができた。いいところに飛んでくれて、先制できて良かった」とコメントしています。ファビアン選手はどちらかて言えば速いストレートよりも、変化球などの半速球を打つのが得意のようです。DeNA東投手の伝家の宝刀であるチェンジアップを仕留めたのも大きいですね。続く末包選手が四球で2アウト1、2塁から、坂倉選手が左中間へタイムリー2ベースを放ち、3−0としました。貴重な先制点を挙げた直後に、こそっと追加点を挙げる坂倉選手はさすがです。


これでカープは昨日4位に転落しましたが、わずか1日で3位に浮上しました。2位読売とは0.5ゲーム差、首位阪神とは1ゲーム差です。そして、あさってからは読売との2連戦の北陸シリーズ、その後マツダスタジアムに戻って阪神との3連戦と、交流戦直前の大事な5試合です。最悪でも3勝2敗、あわよくば4勝1敗で乗りきって欲しいと思います。

今日の広島−横浜DeNA11回戦は雨天中止となりました。

広島-DeNA戦は雨天中止 梅雨入り前に広島は今季5度目、DeNAは4度目 終盤に過密日程の可能性



5/24(土) 9:30配信



デイリースポーツ


 マツダスタジアム


 「広島(降雨中止)DeNA」(24日、マツダスタジアム)


 悪天候のため、午前9時30分に中止が発表された。梅雨入り前に広島は5度目、DeNAは4度目の中止となった。両チームとも9月に過密日程を強いられる可能性が浮上した。


 前夜、3位に後退した広島はここまでチームトップの4勝をマークしている床田、変わって2位に浮上したDeNAは今季初勝利を目指す大貫が先発予定だった。









昨日の時点で、今日の試合開催は難しいだろうなあと思っていましたが、やなり無理でした。ドリヨシとしては、今日のカープの先発が床田投手、DeNAの先発は大貫投手だったので、勝てる可能性が高かっただけに、残念でなりません。


そして、本文にもありますが、カープは今季5度目の中止という事で、振替試合が9月に組み込まれると、過密日程になってしまう懸念があります。梅雨に入る前の段階で既に5試合流しており、さらに6月の梅雨に入って雨が多かった場合には、さらなる中止の試合が増えそうでイヤですね。


さて、明日は午後1時半に試合開始です。明日のカープの先発は床田投手がスライド登板します。スライド登板はメンタル面でかなり負担になると思いますので、ドリヨシはあまり好きではありません。床田投手もここ2試合あまり調子が良くないだけに、1回ローテーションを飛ばしてもいいのではないかと思うのですが…。DeNAは東投手が先発します。カープ打線はまた手こずるのでしょうか。もういい加減に東投手を攻略して欲しいですね。ほとんどのカープファンは同じ思いだと思います。


明日の試合は床田投手の出来次第、そして、2人の外国人助っ人、ファビアン選手とモンテロ選手が勝負強いバッティングが出来るかにかかっています。