8回戦@マツダ 広島9−4中日 現役ドラフト加入の山足選手が移籍後初打点!末包選手、坂倉選手が猛打賞の活躍!玉村投手5回4失点も今季初勝利!勝率5割復帰!
【広島】山足達也、現役ドラフト加入後初の先発出場で同点打「最高です」3年ぶり打点で連勝導く
5/4(日) 19:22配信
日刊スポーツ
広島対中日 4回裏広島1死一、三塁、山足は同点左適時打を放つ(撮影・加藤孝規)
<広島9-4中日>◇4日◇マツダスタジアム
広島山足達也内野手(31)が、現役ドラフトで加入後初めて7番三塁で先発出場し、同点打を放った。
新本拠地で初のお立ち台にも立ち「最高です!」と感激。3年ぶりの打点でチームを連勝に導き、カープファンに「広島の山足」をアピールした。
23年7月4日から連続出場の小園がスタメン落ち。「グラウンドで弱い姿が見受けられた」(新井監督)のが理由で、結果的として欠場になった。代わって三塁で先発した山足が大仕事だ。オリックスから移籍後、ここまで6打席で3度犠打を決めてきた。だがこの日、1点を追った4回1死一、三塁で打力を期待され、同点打で応えた。「チャンスだったので、最低限、同点になるような打席を心がけていました。めちゃくちゃうれしかったです」と繰り返した。
複数の守備位置をこなせる対応力がある。「難しい場面で1球で決めてくれる」(藤井ヘッド)と首脳陣が舌を巻くバント職人の技術。その積み重ねで立ち位置をつかんできた。根底にあるのはひたむきさ。「部屋に帰って電気をつけて、1人を実感する瞬間が寂しい」と離れて暮らす家族を思いながら、全力を尽くす。広島初打点の記念球という家族と共有する宝物もできた。お立ち台の締めで「これからもバント頑張ります」と声を張った。【堀まどか】
先発の玉村投手は不甲斐ないピッチングになりましたが、今日は打線がしっかりカバーして、結果的には9−4と逆転勝ちをおさめました。今日のような試合を増やしで行けば、投打の歯車がガッチリ噛み合うだろうと思います。まずは勝率5割復帰でホッとしています。
試合は0−2で迎えた4回裏、新加入の助っ人・ファビアン選手が、センター前へヒットを放つと、気迫のヘッドスライディングで2ベースとしました。
この良い流れにつづいて4番・末包選手がライト前へタイムリーを放ち1−2。さらに、山足選手がレフトへタイムリーを放ち2−2の同点に追いつきました。ここで中日はたまらず先発・岡田投手を下げ、2番手・祖父江投手へ継投しました。
それでも止まらない広島打線は、この日先発の玉村投手が自らを援護するレフト前2点タイムリーで4−2、さらに打線が一巡しファビアン選手に再び打席が回ると、今度はレフト前へ2点タイムリーを放ち6−2。つづく末包選手も再びタイムリーを放ち7−2とし、中日2番手・祖父江投手もノックアウト。この回一挙7得点を奪いました。
一方、投げては今季まで白星のない玉村投手。大量リードの援護をもらった5回表、連続タイムリーを許し7−4と3点差に縮められました。それでも後続を打ち取り5回を投げきり降板。5回85球を投げ、8被安打4奪三振4失点も、打線の奮起で今季初白星を飾りました。
打線はさらに7回裏、1アウト後堂林選手のライト前ヒットと山足選手、矢野選手の連続四球で1アウト満塁とすると、代打野間選手がセンター前へ2点タイムリーを放ち、9−4として試合を決めました。
なお、末包選手と坂倉将吾選手が3安打を放ち、猛打賞の活躍を見せました。
まず、今日は打線がしっかり機能したのが良かったですね。長打はほとんどありませんでしたが、シングルヒットと四球でつなぐ野球を見る事が出来たのは良かったと思います。やはり坂倉選手が打線に加わったのはかなり強みになりますし、ここ数年全く機能しなかった助っ人外国人選手でしたが、今季はファビアン選手が活躍している所も大きいですね。
そして今日は昨年12月の現役ドラフトでオリックスから加入した山足選手が7番サードでスタメン出場し、4回に同点タイムリーを放ちました。小園選手がスタメン落ちした代わりに出場した山足選手は躍動していましたね。山足選手は春のオープン戦から打撃は結構好調でしたので、もしかしたらレギュラーを張れるのではないかて密かに期待していましたが、今日結果が出せて良かったです。
結果的に今日の打線は13安打9得点の猛攻でした。これを是非継続して欲しいと思います。
投げては先発の玉村投手が5回8安打4失点とピリッとしませんでした。今日は立ち上がりから制球が安定しない、悪い時の玉村投手の状態で、2回に1点、3回に1点と失点を重ねてしまいました。4回に味方打線が逆転して5点リードを奪いましたが、直後の5回に中日打線に連打を浴びて2点を失いました。5点リードしてもらって、もっと大胆なピッチングで修正出来るかと思いましたが、ダメでした。それでもチームはリードを保って、今季初勝利を挙げました。この初勝利を薬に、次回は一発回答のピッチングに期待したいと思います。
リリーフ陣は6回は中崎投手、7回は島内投手と塹江投手、8回は森浦投手、そして9回は栗林投手と無失点リレーで抑えました。
さて、明日からは神宮でヤクルトとの3連戦です。カープの先発は高橋投手です。高橋投手は昨シーズンの最終戦、リードした場面で9回のマウンドに上がり、プロ初セーブを挙げました。その時のピッチングは見事で、これなら1軍で通用すると思っていたのですが、明日その真価が試されます。是非頑張って欲しいですね。ヤクルトは小川投手です。前回の対戦では2安打完封のマダックスを喫しています。明日はその時の借りを返すべく、早い回で小川投手を引きずり下ろしたいところです。
