1回戦@ZOZOマリン 広島1−6千葉ロッテ ロッテサモンズ投手に7回までノーノーの危機も8回上本選手の2ベースで回避。玉村投手6回途中4失点で5敗目。チームは3連勝でストップ。
【広島】前戦16安打10得点の打線がロッテのサモンズに7回まで無安打 2左腕が6失点の誤算
6/10(火) 21:00配信
日刊スポーツ
ロッテ対広島 力投する広島先発の玉村(撮影・鈴木正人)
<日本生命セ・パ交流戦:ロッテ6-1広島>◇10日◇ZOZOマリン
広島の連勝が3で止まった。8日西武戦で16安打10得点の打線の勢いは、ロッテ先発サモンズの前に沈黙した。2、3回と先頭を出しながら得点を奪えず、その後も捉えきれなかった。7回まで21アウトのうち、フライアウトが14を数えた。8回先頭の上本が左中間二塁で無安打無失点投球の記録を阻止。内野ゴロの間に1点を返すも、焼け石に水だった。
先発玉村は、2回に2安打から1死一、三塁とすると、内野ゴロの間に先制を許した。5回は連打からピンチを招いて犠飛で失点。課題とする3巡目に入った6回には、先頭からの連打で1死一、三塁とし、降板となった。代わった塹江が2死後に3者連続適時打を浴びて4失点。玉村は5回1/3、4失点で5敗目となり、2番手塹江の防御率は4・58にまで悪化した。
嫌な予感が現実のものとなりました。直前の西武戦で打線が爆発したのと、今日のロッテの先発サモンズ投手が阪神の大竹投手に似たような印象があったので、今日の打線はヤバいのではないかと心配していましたが、図星でした。それにしても7回までノーヒットはあまりにも酷いですね。
スタメンは中村奨成選手が1番センター、小園選手が2番サード、クリーンアップはファビアン選手がDH、モンテロ選手、坂倉選手、末包選手が6番、上本選手が7番レフト、菊池選手が8番、矢野選手が9番に入りました。
ロッテの先発・サモンズ投手に1回表、中村奨成選手はレフトフライ、小園選手は空振り三振、ファビアン選手はファーストファウルフライと3人で終わりました。
先発・玉村投手は今季9度目の登板で、試合前まで3勝4敗、防御率3.32でした。前回の3日・オリックス戦(京セラD大阪)は6回5安打1失点で勝ち投手で、自身2連勝中でした。
玉村投手は1回裏1アウトからロッテ寺地選手にセカンド内野安打、菊池選手の悪送球で2塁へ進まれましたが池田選手をファーストファウルフライ、玉村投手が自らの牽制で2塁ランナー・寺地選手を刺しました。
2回表の攻撃で先頭・モンテロ選手が四球も坂倉選手、末包選手、上本選手と凡打に打ち取られました。
玉村投手は2回裏、ロッテ山本選手と安田選手にヒットを打たれ1アウト1、3塁とされると佐藤選手のセカンドゴロの間で0−1と先制されました。
3回表の攻撃で先頭・菊池選手が死球、矢野選手の送りバントで1アウト2塁も中村奨成選手と小園選手はともにセンターフライに倒れました。
玉村投手は3回裏、ロッテ高部選手、藤原選手、寺地選手を3人で抑えました。
4回表の攻撃もファビアン選手がレフトフライ、モンテロ選手がライトフライ、坂倉選手が見逃し三振とクリーンアップが沈黙し4回までノーヒットです。
玉村投手は4回裏、ロッテ池田選手をショートゴロ、山本選手をレフトファウルフライ、藤岡選手をファーストゴロとクリーンアップを3人で退けました。
5回表の攻撃も末包選手、上本選手、菊池選手から快音が出ずノーヒットが続きます。
玉村投手は5回裏1アウトからロッテ佐藤選手にライト前ヒット、友杉選手に2ベースで2、3塁とされると高部選手にセンターへ犠牲フライを打たれ、0−2となりました。
6回表の攻撃も矢野選手がレフトフライ、中村奨成選手が空振り三振、小園選手のショートゴロをロッテ友杉選手が悪送球、ファビアン選手はセンターフライでノーヒットが続きます。
玉村投手は6回裏、ロッテ寺地選手と池田選手に連打、山本選手のショートゴロで1アウト1、3塁で降板しました。代わった塹江投手がロッテ藤岡選手のピッチャー前へのスクイズを本塁で寺地選手を封殺しました。しかし安田選手に2アウト1、2塁からセンターへタイムリーを浴び0−3、佐藤選手にはライト線にタイムリー2ベースを放たれ、0−4となりました。さらに2アウト2、3塁から友杉選手にセンターへ2点タイムリーを運ばれ、この回、一挙4失点で0−6となりました。
7回表の攻撃もモンテロ選手がキャッチャーファウルフライ、坂倉選手がファーストゴロ、末包選手がセンターフライに倒れました。
8回表の攻撃は先頭・上本選手がチーム初安打の左中間2ベース、菊池選手が四球でノーアウト1、2塁、矢野選手のファーストゴロで2、3塁から中村奨成選手のセカンドゴロの間で、1−6になりました。
9回表もファビアン選手、モンテロ選手、坂倉選手が3者凡退に終わり、試合が終わりました。
カープはロッテに完敗し、3連勝で止まり28勝26敗2分けの貯金2となりました。
先発の玉村投手は6回途中7安打4失点で降板しました。0−0の2回裏は、ロッテ山本選手にサードへの内野安打で出塁を許すと、1アウト1、3塁のピンチを迎え、佐藤選手のセカンドゴロ併殺崩れの間に先制点を与えました。4回裏はロッテ佐藤選手、友杉選手に連打され、高部選手のセンターへの犠牲フライで追加点を与えました。6回裏は1アウト1、3塁のピンチを作ったところで降板しました。ドリヨシ的には2回と4回の失点はある程度仕方ないとして、6回の相手打線の3巡目に連打を浴びてピンチを作ったのはいただけませんね。森投手も同じ傾向がありますが、相手打線の3巡目に捕まってしまいます。今一度キャッチャーとしっかり話し合うなどして、攻め方を考えなくてはならないと思います。
その後、2番手の塹江投手が流れを食い止める事が出来ず、3連打されて2失点しました。ドリヨシ的には、前から言っていますが、塹江投手は登板過多になっているように思います。それもリードしている状況でも、ビハインドの状況でも起用されている事に問題があると思います。塹江投手はリードしている状況の中でしか登板させないなど、役目をハッキリさせる必要があります。
それ以上にダメだったのは打線です。ロッテ先発のサモンズ投手に大苦戦しました。7回までノーヒットノーランに封じられました。8回表、先頭の上本選手が左中間に2ベースを放ち、ノーヒットノーランをなんとか阻止しました。その後中村奨成選手のセカンドゴロの間に1点を挙げましたが、今季最少1安打で敗れました。ロッテサモンズ投手はパワーピッチャーではなくて、多彩な変化球を操る技巧派ピッチャーです。カープ打線は技巧派ピッチャーに本当に弱い傾向があるため、今日は苦戦するかなと予想していましたが、予想以上でした。1軍打撃コーチの責任は重大ですよ。
明日のカープの先発は大瀬良投手です。大瀬良投手のロッテ戦と言えば、昨季マツダスタジアムでノーヒットノーランを達成しました。明日はロッテ打線はリベンジを果たすべく、襲いかかって来ますので、味方打線の援護が必要です。ロッテの先発は西野投手です。どちらかと言えば、カープ打線は得意かと思いますので、打ち勝つんだという意気込みで臨んで欲しいと思います。
