2回戦@京セラドーム 広島1−6オリックス 大瀬良投手4回に一挙6失点炎上。打線は小園選手のタイムリーの1得点のみ。首位阪神に4.5ゲーム差。
【広島】大瀬良大地、今季最悪4回5失点…4回に“ポテン2点打”から大量6失点と崩壊
6/4(水) 19:38配信
スポーツ報知
広島先発の大瀬良大地(カメラ・義村 治子)
◆日本生命セ・パ交流戦 2025 オリックス―広島(4日・京セラD大阪)
広島の大瀬良大地投手が、今季ワーストの4回6失点で降板した。
3回まで無失点も、4回に崩れた。4回無死満塁、紅林の打ち取った打球が左翼線にポトリと落ちる2点適時打となった。不運な形で先取点を奪われると、その後は若月に適時二塁打、中川に2点二塁打、なおも1死一、三塁から頓宮に適時二塁打を浴びた。4回は1四球を挟んだ5連打を含む7安打で大量6失点した。
初回は3者三振という最高の立ち上がり。2回は1死一、三塁から紅林を三ゴロ併殺打、3回も1死一、三塁のピンチから大城を空振り三振、頓宮を遊撃ライナーで無失点で切り抜けていた。
前夜は、打線がオリックス・九里から初回に打者9人の猛攻で3点を奪い、4回までに先発全員安打放って攻略。この日は、広島で九里と同学年でしのぎを削ってきた大瀬良が、4回までに先発全員安打を許し、返り討ちに遭った。4回71球で11安打6失点という内容だった。オリックス戦は過去4戦3敗だったが、5戦目も勝利をつかめなかった。
報知新聞社
今日の試合は大瀬良投手がどれだけ我慢出来るかがカギとドリヨシは言っていましたが、その大瀬良投手が炎上して、試合が決まってしまいました。味方打線が不調なのも、大瀬良投手に見えないプレッシャーを与えたのではないかとドリヨシは考えています。
今日の試合、佐々木選手はベンチでした。中村奨成選手が1番センター、小園は2番サード、クリーンアップはファビアン選手、末包選手、坂倉選手で組み秋山選手が7番レフト、菊池選手は8番、矢野選手が9番に入りました。
オリックスの先発・田嶋投手に1回表1アウトから小園選手がセンター前ヒット、ファビアン選手はショートフライ、末包選手は四球も坂倉選手はライトフライで先制できませんでした。
先発・大瀬良投手は今季10度目の登板で、試合前まで2勝3敗、防御率2.09でした。前回の5月28日・読売戦(金沢)は6回6安打2失点で負け投手でした。交流戦通算は7勝12敗、防御率4.26でした。
大瀬良投手は1回裏、オリックス廣岡選手、大城選手、頓宮選手を3者連続三振に取る立ち上がりでした。
大瀬良投手は2回裏1アウトからオリックス西川選手と森選手に連打され1、3塁とされましたが紅林選手をサードゴロ併殺打に打ち取り先制点を与えませんでした。
打線は2回,3回と3者凡退に終わりました。
大瀬良投手は3回裏1アウトからオリックス中川選手と廣岡選手に連打され1、3塁とされましたが大城選手を空振り三振、頓宮選手をショートライナーに抑えました。
4回表の攻撃は2アウトから坂倉選手がライト前ヒットもモンテロ選手はショートゴロでつながりませんでした。
大瀬良投手は4回裏、オリックス杉本選手にレフト前ヒット、西川選手に四球、森選手にセンター前ヒットでノーアウト満塁とされると紅林選手にライト末包選手とセカンド菊池選手が交錯しライト線に2点タイムリーを落とされ、0−2と先制されました。若月選手にレフト線にタイムリー2ベース、中川選手にもレフト線に2点タイムリー2ベースを運ばれ、0−5になりました。
1アウト後に頓宮選手にレフトフェンス直撃のタイムリー2ベースを飛ばされ0−6となりました。大瀬良投手はこの回、打者11人に7本の長短打を集中され今季最多6失点(自責6)で降板し4敗目を喫しました。
5回表の攻撃で秋山選手がサード内野安打、菊池選手が四球でノーアウト1、2塁も矢野選手はキャッチャーファウルフライ、中村奨成選手はファーストフライ、小園選手は空振り三振で反撃できませんでした。
5回裏、2番手・岡本投手が2アウトからオリックス若月選手にセンター前ヒットも中川選手をファーストファウルフライに打ち取りました。
6回表の攻撃はファビアン選手、末包選手、坂倉選手とクリーンアップは3者凡退に終わりました。
6回裏は岡本投手が続投し1アウトからオリックス大城選手にライト前ヒットも頓宮選手をショートゴロ併殺打に取りました。
7回表の攻撃もモンテロ選手、秋山選手、菊池選手と出塁できず、7回裏、3番手・塹江投手は2人のランナーを出しましたが無失点に抑えました。
8回表の攻撃で矢野選手の代打・羽月選手が左中間に2ベース、小園選手がライト線に2ベースを放ち、1−6としました。
9回表の攻撃は先頭・坂倉選手が四球もモンテロ選手、秋山選手、菊池選手が凡退し試合が終わりました。
カープはオリックスに大敗し、25勝24敗2分けの貯金1となりました。
大瀬良投手が誤算でした。0−0で迎えた4回裏、オリックス先頭の杉本選手にライト前ヒットを浴びると、西川選手に四球、森選手にセンター前ヒットを許し、ノーアウト満塁のピンチを招きました。続く紅林選手の放ったフライは1塁後方へ飛びました。セカンド菊池選手とライト末包選手が懸命に追いましたが、両者共に捕球出来ず、ボールが転々とする間に2者が生還しました。その後も若月選手、中川選手、頓宮選手にタイムリーを許し、この回一挙6失点となりました。今日の試合前まで防御率2.09と安定したピッチングを続けていた大瀬良投手でしたが、大きく崩れました。元々大瀬良投手は交流戦を苦手にしており、これで交流戦通算7勝13敗となりました。調子は悪くはなかったと思いますが、やはり相性の悪さなのでしょうか。今年の交流戦も期待できそうにありません。
今日のポジれる点は、大瀬良投手の後のリリーフ陣がオリックス打線を無失点に抑えたところでしょうか。5回、6回は岡本投手、7回は塹江投手、8回は長谷部投手と無失点リレーでした。カープのリリーフ陣は鉄壁だけに、試合中盤まで1点でも2点でもリードしていれば、必勝パターンに持ち込めます。
一番問題なのは打線です。1回表に2アウト1、2塁、5回表にもノーアウト1、2塁と得点圏にランナーを進めましたが、得点には結びつきませんでした。前々から言っていますが、カープ打線は本当に点の取り方が下手くそですね。チャンスの場面で打席に入った選手が、自信なさげに見えて仕方がありません。最初から追い込まれているかのようなバッティングを見せてくれています。相手ピッチャーもピンチで追い込まれているのですから、もっと自信を持って堂々として欲しいのです。そういう意味では、ドラ1ルーキーの佐々木選手の打席での振る舞いは只者ではないと感じています。結局今日の得点は8回表の小園選手のタイムリー2ベースで奪った1点のみでした。
明日はカード勝ち越しをかけての試合になります。カープの先発はアドゥワ投手です。故障の影響で出遅れていましたが、明日今季初登板です。5月29日のファームでの試合は、6回2安打無失点に抑える好投を見せました。パ・リーグの打者はアドゥワ投手を苦手にしていると思いますので、明日は期待していいと思います。オリックスはエスピノーザ投手です。昨年の交流戦では土をつけていますので、つながりのないカープ打線ではありますが、打ち崩してくれるでしょう。
