11回戦@金沢 広島1−4読売 初回先制するも直後に大瀬良投手が2被弾し試合の流れつかめず。8回無死満塁のチャンスを潰し万事休す。3位に後退。
【広島】2回以降ゼロ行進で3位に後退 8回無死満塁生かせず、大瀬良大地は2発に沈み黒星先行
5/28(水) 21:08配信
スポーツ報知
10年ぶりの地方球場登板も今季3敗目を喫した大瀬良(カメラ・朝田 秀司)
◆JERAセ・リーグ 巨人―広島(28日・金沢)
広島は1得点に終わり、巨人戦の連勝が4で止まった。順位が入れ替わり、3位に後退。初回に坂倉の適時二塁打で先取点を奪ったが、直後に大瀬良が2本塁打を許した。増田陸の先頭打者本塁打でリードを失うと、2死からキャベッジに勝ち越しソロ。2回から6回まで無失点で粘ったが、3敗目を喫し、黒星が先行した。地方球場は2015年に3度登板して0勝1敗、防御率8・49。10年ぶりの登板も敗れた。
打線も2回以降は無得点。3点を追う8回に無死満塁の絶好機を迎えたが、坂倉が投ゴロ併殺に倒れ、モンテロも空振り三振に終わった。
報知新聞社
今日は大瀬良投手の2被弾が痛かったですね。立ち上がりに先制して、試合の主導権を握れるかと思った直後に2被弾して、逆に読売に主導権を握られてしまいました。もったいなかった試合になりました。
今日の試合は佐々木選手、秋山選手、中村奨成選手はベンチでした。野間選手が1番センター、小園選手が2番サード、クリーンアップは不動のファビアン選手、末包選手、坂倉選手、菊池選手が7番、矢野選手が8番に入りました。
読売の先発・山﨑投手に1回表2アウトからファビアン選手がレフト前ヒット、末包選手が四球で1、2塁とすると坂倉選手がレフト線にタイムリー2ベースを飛ばし1点を先制しました。
先発・大瀬良投手は中5日で今季9度目の登板で、2勝2敗、試合前まで防御率1.98でした。22日・ヤクルト戦(マツダ)は5回5安打2失点で勝ち負けつきませんでした。今季の読売戦は3度目の登板で、1勝1敗、防御率1.38でした。
大瀬良投手は1回裏、読売先頭・増田陸選手にレフトスタンドへ1号ソロを突き刺され、1−1の同点に追いつかれました。さらに2アウト後にキャベッジ選手にライトスタンドへ7号ソロを放り込まれ、1−2と勝ち越されました。キャベッジ選手の本塁打はNPB通算1万1千本目のメモリアル弾でした。
2回表の攻撃で1アウトから矢野選手が2ベースも大瀬良投手はファーストゴロ、野間選手はショートフライで同点にできません。
大瀬良投手は2回裏、読売甲斐選手、ヘルナンデス選手、浅野選手を3人で抑えました。
3回表の攻撃は小園選手がセンター前ヒット、2アウト後に坂倉選手は四球で2アウト1、2塁としましたがモンテロ選手は空振り三振とチャンスにあと1本が出ません。
大瀬良投手は3回裏、読売増田陸選手に四球、泉口選手にレフト前ヒットで2アウト1、2塁もキャベッジ選手をセカンドゴロに打ち取りました。
大瀬良投手は4回裏、読売先頭・吉川選手にセンター前ヒット、甲斐選手を空振り三振、ヘルナンデス選手にセカンド内野安打で1アウト1、2塁も浅野選手をレフトフライ、山﨑投手もレフトフライに抑えました。
5回表の攻撃は先頭・野間選手がセンター前ヒットも小園選手はショートゴロ併殺打でチャンスを作れません。
大瀬良投手は5回裏2アウトから読売泉口選手にセンター前ヒットもキャベッジ選手をライトフライに封じました。
6回表の攻撃は末包選手と坂倉選手が連続三振、モンテロ選手をセカンドフライと中軸に快音が出ません。
大瀬良投手は6回裏、読売吉川選手をファーストゴロ、甲斐選手をセンターフライ、ヘルナンデス選手をレフトフライと3人で退けました。大瀬良投手は6回を84球、6安打、1四球、3奪三振の2失点で降板しました。
打線は7回表1アウトから矢野選手がレフト前ヒットも大瀬良投手の代打・秋山選手はレフトフライ、野間選手はセカンドゴロに倒れました。
7回裏、2番手・岡本投手が読売浅野選手にレフト前ヒット、増田選手の送りバントで1アウト2塁とされると増田陸選手に左中間にタイムリー2ベースを放たれ、1−3となりました。ここで代わった塹江投手は代打・リチャード選手に振り逃げで1アウト1、3塁とされると泉口選手にライトへタイムリーを飛ばされ、1−4となりました。
8回表の攻撃は読売3番手・大勢投手に小園選手がセンター前ヒット、ファビアン選手は死球、末包選手が四球でノーアウト満塁の絶好のチャンスに坂倉選手がピッチャーゴロ併殺打、モンテロ選手は空振り三振で無得点に終わりました。
9回表は読売守護神・マルティネス投手に2アウトから佐々木選手が3ベースも野間選手が倒れ試合が終わりました。
カープは読売に逆転負けし、2連勝で止まりました。24勝20敗2分けの貯金4で読売と入れ替わり3位に転落しました。
まず、大瀬良投手です。10年ぶり地方球場登板となりましたが、6回6安打2失点でした。先制点をもらった直後の1回裏に、読売先頭増田陸選手への4球目のフォークボールが浮いて、レフトスタンドへ運ばれました。出鼻をくじかれた形になりました。さらに2アウト後、キャベッジ選手には要求通りに投じた高めのカットボールをライトスタンド場外へ勝ち越し弾を運ばれました。読売増田陸選手に打たれたホームランは仕方ないにしても、キャベッジ選手に打たれたホームランは攻め方のミスだろうと思います。外国人打者へ攻めるならば、インコース高めへ速い球と、アウトコース低めに変化球がセオリーだと思いますが、その攻め方が甘かったかと思います。2回以降は6回まで無失点に抑えましたが、それだけに、この1イニング2被弾は痛かったですね。この2発で読売に流れを持っていかれました。
そして、打線です。結局1回表の坂倉選手のタイムリー2ベースの1得点のみに終わりました。特に悔やまるのは1−4で迎えた8回表の攻撃です。読売3番手の大勢投手に対して、ノーアウト満塁の絶好のチャンスを作りましたが、坂倉選手はピッチャーゴロの1−2−3の併殺打、続くモンテロ選手は空振り三振に倒れ、無得点でチャンスを潰しました。本当にカープは点を取るのが下手くそですね。チャンスで迎えた打者がみんな何か追い込まれている様な雰囲気を持っていて、三振かポップフライか併殺打という、意味のない結果を招いてしまっています。カープの選手は真面目な性格の選手が多いため、大事な場面で構えてしまう傾向があります。もう少しちょいワル的なメンタルを持って欲しいと思います。
もう1つ注文をつけるならば、2番打者は絶対に菊池選手が適任だと思います。動かしてはいけないのです。クリーンアップが調子がいいだけに、つなぎの2番は非常に大事です。なので今は菊池選手以外にはいないと思います。また、秋山選手と佐々木選手は絶対にスタメンで出場させるべきです。あまりにも出場選手や打順をコロコロ変えすぎだと思います。ベンチが何を目指しているのか、プランがハッキリ見えません。
さて、明日は移動日で試合がありません。30日からはマツダスタジアムで阪神との3連戦です。首位阪神にピタッとつけるためにも、3連勝しかありません。交流戦前の最後のカードです。3連勝で勢いをつけて交流戦に入りたいところです。
