7回戦@横浜 広島3−4横浜DeNA(延長10回サヨナラ) ファビアン選手タイムリーて末包選手2ランで逆転も土壇場栗林投手救援失敗し、最後は森浦投手が力尽く。連勝4でストップ。
広島が延長十回サヨナラ負け 連勝が4でストップ 4位・DeNAに0・5差に迫られる
5/9(金) 21:18配信
デイリースポーツ
9回、オースティンに同点適時打を打たれ、ぼう然とする栗林(中央)=撮影・佐藤厚
「DeNA4-3広島」(9日、横浜スタジアム)
広島が逆転サヨナラ負け。連勝が4で止まった。4位・DeNAに0・5ゲーム差に迫られた。
3-3の延長十回、森浦が打たれた。
1点リードの九回は抑えの栗林がオースティンの左前タイムリーで同点とされた。
1点を追う四回に打線が火を噴いた。先頭・中村奨が鮮やかな左前打を放つと、1死二塁からファビアンが左前への同点適時打。これでファビアンは8戦連続安打&4戦連続打点となった。
さらに次打者・末包が追い込まれてからのスライダーを捉えて、左翼ポールに直撃する勝ち越しの5号2ラン。クリーンアップの鋭い打撃で一気に相手先発・バウアーを攻略し、一時逆転に成功した。
勝ち切らなければいけない試合をまたしても落としてしまいました。栗林投手の調子は最悪と言っていいと思います。配置転換を考えてもいいのではないでしょうか。また、今日の試合は5回以降追加点が取れなかったのも敗因だと思います。
スタメンは1番センター・中村奨成選手、2番セカンド・菊池選手、3番レフト・ファビアン選手、4番ライト・末包選手、5番キャッチャー・坂倉選手、6番サード・小園選手、7番ショート・矢野選手、8番ファースト・田村選手の野手オーダーを組みました。
DeNAの先発・バウアー投手に1回表、中村奨成選手はキャッチャーファウルフライ、菊池選手は空振り三振、ファビアン選手はショートフライと3人で終わりました。
先発・森下投手は今季7度目の登板で、3勝3敗、防御率2.30です。前回の2日・中日戦(マツダ)は6回10安打4失点で負け投手で2連敗中です。DeNA戦は今季3度目、1勝1敗、防御率0.60でした。
森下投手は1回裏、DeNA桑原選手をショートゴロ、牧選手をセカンドゴロ、度会選手を空振り三振に取る立ち上がりでした。
打線は2回、3回とDeNAバウアー投手を前に1人のランナーも出せません。
すると森下投手は3回裏、DeNA先頭・松尾選手にレフトポール際に2号ソロを運ばれ、0−1と先制されました。続く京田選手にレフト前ヒットもバウアー投手を送りバント失敗の三振、桑原選手をショートゴロ併殺打に打ち取りました。
4回表の攻撃で先頭・中村奨成選手がレフト前ヒット、菊池選手の送りバントで1アウト2塁とするとファビアン選手がレフト前にタイムリーを運び、1−1の同点に追いつきました。続く末包選手がレフトポール直撃の5号2ランを放ち、3−1と勝ち越しました。
森下投手は4回裏、DeNA牧選手、度会選手、オースティン選手の上位打線を3人で抑えました。
森下投手は5回裏、DeNA佐野選手をセカンドフライ、三森選手をライトフライ、松尾選手をサードゴロに打ち取りました。
森下投手は6回裏、DeNA京田選手に13球粘られるもセカンドゴロ、バウアー投手を見逃し三振、桑原選手をショートゴロと3イニング連続3人で退けました。
7回表の攻撃で小園選手がセンター前ヒット、矢野選手の送りバントで1アウト2塁も田村選手は空振り三振、森下投手はファーストゴロで加点できませんでした。
森下投手は7回裏1アウトからDeNA度会選手に2ベース、オースティン選手をショートゴロも佐野選手にライトへタイムリーを弾き返され、3−2となりました。
8回表の攻撃で先頭・中村奨成選手が猛打賞のセンター前ヒットに代走・羽月選手、菊池選手は空振り三振、ファビアン選手がレフト前ヒットで1アウト1、3塁、末包選手は空振り三振、坂倉選手は四球で2アウト満塁も小園選手はファーストゴロで再び加点できませんでした。
森下投手は8回裏、DeNA松尾選手をサードゴロ、京田選手を空振り三振、代打・勝又選手にサード内野安打で代走・林選手に2盗を決められましたが桑原選手を空振り三振に斬りました。森下投手は8回を109球、5安打、無四死球、7奪三振の2失点(自責2)で降板しました。
9回表の攻撃で先頭・矢野選手がライト線に2ベースでDeNAの宮城投手の暴投でノーアウト3塁、途中出場・堂林選手は空振り三振、野間選手はセカンドゴロで矢野選手は本塁を狙いましたが走塁死、代打・大盛選手はライトフライに倒れました。
9回裏は栗林投手が1アウトからDeNA度会選手に2ベース、オースティン選手にレフトへタイムリーを運ばれ、3−3の同点に追いつかれました。
3−3で迎えた10回表の攻撃で先頭・菊池選手が2ベースもファビアン選手、末包選手、坂倉選手がランナーも進められず凡退し勝ち越せません。
10回裏、3番手・森浦投手がDeNA先頭・松尾選手に2ベース、柴田選手が送りバント失敗のキャッチャーファウルフライも林選手に左中間にサヨナラタイムリー2ベースを浴びて試合が終わりました。
まず、先発の森下投手は粘りのピッチングで8回を5安打2失点にまとめました。先発投手としての役割を十分果たしたと思います。森下投手が投げる時は、打線の援護がないのが悩みのタネですね。今日も力投しながら勝ちがつかなかったのはかなりヤバいですね。森下投手にもメンタル面でしっかりケアしてあげないといけません。
そして問題は栗林投手です。3−2で迎えた9回裏に登板しましたが、ボール先行の不安定なピッチングが今日も見られました。1アウトからDeNA度会選手に2ベースを浴び、続くオースティン選手にタイムリーを打たれ、あっさり3−3の同点に追いつかれました。マウンドさばきも、自信ない感じですし、栗林投手自身があまりにもナーバスになっています。このままでは栗林投手のメンタルが崩壊する可能性があるので、思い切って配置転換させるべきだと思います。
10回裏の森浦投手がサヨナラタイムリーを浴びたのは、9回からのDeNAへの流れがあったので仕方ないと思います。
打線は4回表に1アウト2塁からファビアン選手がレフト前にタイムリーを放ち、1−1の同点に追いつきました。ファビアン選手の調子がどんどん上がってきましたね。これで8試合連続ヒットと4試合連続打点となりました。今季は3番ファビアン選手固定で大丈夫ですね。そして続く末包選手がレフトポール直撃の2ランを放ち、3−1と逆転しました。末包選手は本当に勝負強いですね。打点ランキングも阪神佐藤選手に続く2位になっています。穴はまだありますが、持ち味の長打力が炸裂しつつあります。末包選手も今季は4番固定で行けそうです。
しかし、5回以降は得点が入らなかったため、試合がもつれてしまいました。8回表は1アウト1、3塁、2アウト満塁のチャンスを潰し、9回表はノーアウト3塁、10回表はノーアウト2塁のチャンスも無得点でした。やはり、相変わらず点の取り方が下手くそですね。野手陣は森下投手に謝罪しないといけません。
チームはDeNAに今季4度目のサヨナラ負けで4連勝で止まり16勝15敗1分けの貯金1となりました。
またしてもイヤな流れを作ってしまいました。明日あさってはデーゲームです。明日のカープの先発は床田投手です。文字通り、イヤな流れを払拭するピッチングに期待します。DeNAは平良投手です。カープ打線は得意にしているピッチャーなので、序盤からどんどん攻め込んで主導権を握りたいところですね。
